【中小企業診断士】診断士試験の学習はこうやって進めた➁(学習スタイルとそのメリット・デメリット)

【中小企業診断士】診断士試験の学習はこうやって進めた➁(学習スタイルとそのメリット・デメリット)

明けましておめでとうございます!年明け早々からこの記事を読んでくださっているみなさんにとって、良き1年となりますように。

前回投稿では、「学習開始時のバックグラウンド(知識・保有資格、得意科目・不得意科目)」について触れました。今回は、「学習スタイルとそのメリット・デメリット」として、私自身のいち経験を書いていきます。

学習スタイルとそのメリット・デメリット

私自身の学習期間は正味2年半ほどでした。その間、2つの予備校と独学を経験しました。あくまで私の主観ですが、それぞれのメリットとデメリットにも触れます。

1回目の挑戦(1次試験合格→1次試験不合格)

TAC通学(2015年8月~2016年10月)

メリット

①体系化された教材・答練・Webフォロー・振替受講等、無理なく学習するための豊富なコンテンツ(特に1次試験対策)

②ライブ講義による適度な緊張感

③同志との学習・情報交換によるモチベーション向上が起きやすい環境

デメリット

①2次試験に関するノウハウや答練・模試のレベルのばらつき

②個人フォローの手薄さ(大手なので仕方ない。講師に聴くには自分で動くしかない)

③同志との過度な相互依存による弊害(モチベーション格差、情報交換による不安感の増幅)

 

所感

多くの方が診断士学習の入り口としてTACを選ぶと思いますし、情報収集や仲間づくりの観点から見ても最短ルートの一つと思います。非常に洗練されたカリキュラムを持っていますし、間口が広いというのは受験者としても安心感があります。1次対策テキスト、Webフォロー、答練を上手に活用することで大半の学習者が一定レベルに到達できる仕組みは本当に凄いと感じます。

一方でTAC自体が「大手の上場企業」でもあるため、官僚制の逆機能が起こっている点も見受けられました。2次対策においては講師によって解法のばらつきがあり混乱も生じました。「中小企業」診断士なのに、結局大手のことしか知らないじゃん…という思いも重なり、2次試験敗退となった後、別の道を選択することにしました。(いや、ストレート合格できるのがなにより一番なんですけれどね。試験である以上、重要なのはまず合格することなので)

なお後から個人情報の開示請求で分かったことですが、2次は事例Ⅳがあと3点及ばずでした。ただ、得点以上に私自身が力不足を痛感していたのです。

 2回目の挑戦(2次試験合格)

独学(2017年1月~2017年5月)

メリット

①自分の時間軸で学習が可能

②モチベーションと学ぶ方向性さえ確立できれば、学習効果大

デメリット

①何をどうやるか完全に自己管理

②情報源が限られる。

所感

3ヶ月ほど学習を休んだのち、年明けから少しずつ2次対策学習を始めました。ただしあくまで家庭優先で、学習に本腰を入れていたわけではありません。私の場合、幸運にも1次試験を1回目でパスできていたので、2回目の挑戦では背水の陣を覚悟して2次試験に専念することにしました。

この時期やったことは、①「AASの事例問題の解法テキスト」で2次のお作法の確認、②苦手意識があった事例Ⅳ対策として「意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)」を抜粋しながら原理原則のまとめ、③「ふぞろい」の過去問研究、の3点でした。特にイケカコは一見とっつきにくい装丁ですが、事例Ⅳの基礎固めとして最適教材でした。

一方で、これは私自身の弱さでもあるのですが、完全独学でのペースメイクと情報収集にはGW頃には行き詰まりを感じていました。最短時間で合格可能性を最大化できるための解法確立を考えたうえで、妻と相談して予備校のノウハウ活用に舵を切ることにしました。

MMC通信(2017年6月~)→MMC通学(2017年8月直前期講習~2017年10月)

メリット

①2次試験に関するノウハウや答練・模試のレベルの統一感

②2次試験にターゲットをしぼった個人フォローの手厚さ(模試や答練の返却が非常に早く、アドバイスが充実)

③勉強仲間をむやみに作らず、自分の武器の磨き上げに集中でき効率化できたこと

デメリット

①大手と比べたファシリティの不十分さ(貸し会議室の設備など。だが、大手が豪華すぎるだけで十分に許容できるレベル)

②受験生同志の交流を促進するわけではないため、基本は自己を見つめ、孤独との戦いになる(翻って、それが試験や士業の本質なのかもしれません)

所感

予備校の情報収集を進める中で行き着いたのが2次専門校のMMCでした。「MCサークル」や「金型化(○○面で、XX))のワードばかりが取り沙汰されることが多いですが、その本質は①物事の多面的な解釈、②因果関係の伝わりやすい表現、③基本の徹底反復、の3点にあると感じていました。そしてそれを支援するための答練と模試の短周期サイクル(講師アドバイス含む)は、なるほど良く練られているものでした。

6月から通信での学習を始め、その効果を実感したうえで8月直前期からは通学に切替えました。答練や模試に臨む際には「学習した解法プロセスやキーワードを再現できているか」の確認に努め、復習時は「解法が分からなかったのか、キーワードが浮かばなかったのか、時間管理の問題か」の確認とまとめに狙いを絞りました。

受講生の平均年齢もレベルも高く、答練や模試の結果も最後まで不安定ではありましたが、結果よりもそこに至るプロセスを安定化させることに注力することで、作問者の意図を少しずつ考えていける心の余裕が生まれたように感じます。

 

次の投稿では、学習時間と学習法について書いていきます。

それでは、よい一日を。

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